コラム【 I ターン】

Iターン者の敵は、地元実力者の縄張りです。
田舎に、伝統特色に、ゆったりとした時間に、夢を抱いてやってくるIターン者。だけど、Iターンという行動を起こすには、強い思いと決断が必要です。
昨年末、この浜田の伝統文化にとってとっても価値のある記念イベントを成立させた子がいます。その段取りに取り組む様子を傍目で見ながら、こういう若い子が出てくるのはいいなぁと感心していた。
年が明け、その子が仕事に出れなくなった話を耳にした。関東の実家に療養に帰るという。

疲れ切った生気のない顔をしている。だけど眼は死んでいない。。。
実家に帰るという直前の昨日、顔を合わせ少しの間会話をする機会がとれた。

自分の経験と重なる。(僕はIターンではないが)
彼女は、また起き上がる。だけど、きっともう縄張りには手は出さないだろう。次は自分自身のために起き上がるんだと思う。生気はなくても、一つ一つの言葉に自分への正直さが感じ取れるから。

がんばったなぁ!

僕はずっと覚えておくよ。