お台場記

かれこれ約18年前、務めていた会社の出張で上司と先輩計3人で訪れたお台場は、上司の鞄持ちも申し出る事の出来ない、一言も誰とも会話をすることのなく過ごした「自分の存在意義」に疑問を持つ初東京の、あまり思い出したくないものだった。
そんなことを思い出したのよ。この景色を改めて目の前にして。
過去より今が勝っていれば良い。会社も飛び出したし、人と会話もするようになった。そして、この東京でいろいろな交流や、人とのつながり、会社とのつながりが出来ていている。ソロの一人の人間・経営者として。
「ぜんぶ石見に持ち帰っちゃるからな!」
そして、また過去の苦みを忘れるのである。